無責任ヒーロー
「気に入らないことはやらない。クビにされても平気」
こういう態度は、世界中どこの組織でも「無責任」と言われる。
クレイジーキャッツの映画で、植木等の演じていたキャラクターがまさにこれであった。日本中がサラリーマン化して、組織の「責任」にからめとられていった時代のヒーローである植木等の「無責任」は、ガンジーの非暴力主義そのものだったのである。
それゆえ、「責任」は無責任であり、「無責任」が真の意味での責任であるということになる。
ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書)
- 作者: 安冨歩,本條晴一郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 107回
- この商品を含むブログ (54件) を見る